レイ・アレンがヒートに入るとシュート成功率はこうなる

NBA史上最高のシューターであるレイ・アレンは、シュートチャンスを作るためにコート上を走り回ってきました。

しかし、それはセルティックス時代までの話です。ヒートに入ってからは、ただ待っているだけでもオープンになってしまいます。

原因はもちろんレブロンです。レブロンを1人で抑えられるディフェンダーは存在しませんので、他のマークがその分緩くなります。

開幕3試合のレイ・アレンは、3ポイントが9/16で、2ポイントが6/8です。
ラシャード・ルイスも、3ポイントが5/8で、2ポイントが5/8です。
ピュアシューターがヒートに入ると、こんな結果になってしまいます。

レイ・アレンの活躍自体は個人的に嬉しいのですが、こんなアレンは観ていても面白味に欠けます。マークマンの追跡をかわすアレンの動きには、芸術性だけでなく、逃走中(フジテレビ)以上のエンターテイメント性がありました。
2012.11.04 Sunday * NBAコラム * comments(3)

2011-12 補強に成功したチームと失敗したチーム

シカゴ・ブルズ … 補強成功
主力を残したまま、リチャード・ハミルトンを加えました。彼の得点能力はもちろん、優勝経験もブルズには大きな助けとなりそうです。1つ心配なのは、攻守のバランスです。ハミルトンとデングのどちらかをベンチスタートにした方がよさそうですが、こればかりは実際にシーズンを始めてみなければ分かりません。

インディアナ・ペイサーズ … 補強成功
獲得したのはデビッド・ウェストだけですが、ダレン・コリソン、ポール・ジョージ、ロイ・ヒバートは将来有望な若手ですので、昨年よりも確実に戦力が上がるはずです。エースのダニー・グレンジャーを筆頭に、各ポジションに有能な選手がそろいました。

ロサンゼルス・クリッパーズ … 補強成功
クリス・ポール、カロン・バトラー、チャウンシー・ビラップスが加わり、ゴードン、アミヌ、ケイマンが去りました。ポイントガードだらけという戦力バランスの悪さは未解決ですが、非常に能力の高い選手が集結しました。個人的に最も不安なのは、ビリー・デルネグロ監督の能力です。

ポートランド・トレイルブレイザーズ … 現状維持
ブランドン・ロイが引退し、アンドレ・ミラーが去りましたが、レイモンド・フェルトンとジャマール・クロフォードを獲得しました。エース引退というアクシデントがあったにも関わらず、適切なポジションに適切な選手を補強できました。グレッグ・オデンが1位指名に相応しい成長をしていたら、おそらく優勝候補の筆頭だったと思います。

マイアミ・ヒート … 現状維持
引退したイルゴウスカス以外に目立った戦力ダウンはなく、シェーン・バティエとエディー・カリーが加わりました。バティエは良い選手ですが、必要なのはここではありません。カリーの全盛期は素晴らしかったですが、ここ3年はほとんどプレーしていません。結局の所、去年と同レベルの戦力です。今シーズンは、チームとしてどれだけ熟成できるかにかかってきそうです。

ダラス・マーベリクス … 補強失敗
タイソン・チャンドラーが去って、ラマー・オドムが加入しました。2人の能力だけを比べれば、決して戦力ダウンとはいえないのですが、ノビツキーとオドムのインサイドでは、ディフェンスに怖さがありません。ヘイウッドには、今まで以上の奮起が求められます。
また、カロン・バトラーが去って、ビンス・カーターが加わりました。二人のポジションは異なりますが、SFにはマリオンがいて、テリーは本来PGなので、名将カーライルなら上手く起用できると思います。

ロサンゼルス・レイカーズ … 補強失敗
ラマー・オドムがマーベリクスに移籍しました。オドムは、怪我しがちなバイナムや、昨年のプレーオフで不甲斐なかったガソールと違い、常に安定した結果を残してきたので、その穴埋めは容易ではありません。新加入のトロイ・マーフィーやジョシュ・マクロバーツに期待がかかります。

ニューヨーク・ニックス … 判定不能
チャウンシー・ビラップスが去り、タイソン・チャンドラーが加わりました。ビラップスを失いはしましたが、ファイナルでも大活躍した有能なビッグマンを獲得できたことは、大成功といえます。心配されるガードは、トニー・ダグラスとランドリー・フィールズという若い2人になりそうです。ベンチにはベテランのビビーもいますので、ゲームを壊すようなことはなさそうです。
それでも補強の成否を「判定不能」としたのは、ラン&ガンを得意とするマイク・ダントーニと現在の戦力が正反対だからです。この選手達でラン&ガンが成功するか疑問ですし、ダントーニにはシャキール・オニールでさえ生かせなかった過去があるので、ハーフコートも不安です。
2011.12.22 Thursday * NBAコラム * comments(3)
このページの先頭へ